這い上がる生き様がやけに沁みるプロレス研究書

プロレスと社会を繋ぎ奥深さを解説します!

2017年の新日本プロレスのユニット

■5つのユニット

今の新日本プロレスは、5つのユニットがある。

本隊、CHAOS、BULLET CLUB、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン、鈴木軍の5つだ。

今年の1.5後楽園でオカダを襲撃し侵略しにやってきた鈴木軍。

内藤により新しいムーブメントを起こしたロスインゴ。

AJやアンダーソン離脱後、新リーダーとなったケニー率いるBULLET CLUB。

衝撃の中邑離脱後、後藤が加入し、IWGP絶対王者オカダ率いるCHAOS。

棚橋や柴田、真壁や今話題のタグチJAPAN、ユニットに属さない正統派の本隊。

 

この5つである。

ちなみに、個人的に注目しているのは、今年新日本に戻ってきた(侵略で)鈴木軍だ。

2月札幌で行われたIWGPヘビー級選手権試合オカダVS鈴木みのるの試合で、近年にない空気感や関節集中の攻防が見られた試合だった。

鈴木軍が、華やかで危険な攻防なスタイルになりつつある新日本に風穴を開けてくれることを期待している。

 

BULLET CLUBは、プリンスデビットらが始めた外国人チームである。日本人優位なこの新日本プロレスにおいて居場所をつくりチャンスをつかむためのCLUB。

しかし、AJスタイルズがリーダーになり、今ケニーオメガが率いる新たなBULLET CLUBは、ヒールというよりはもはや外国人人気ユニットだ。

もはやベビーとヒールの構造が壊れ、色の違うユニットが「どっちがすごいのか競い合う」闘いになっている。

 

■ユニットから見る、役割の多様化

ベニーやヒールという2つの枠にとらわれず、自分たちの考えややりたいことが団体においての役割であると思う。これは、社会においても同じことで、チームの時代を生き抜くために考え方や方向性の近い人と組むことが社会の活性化になるのではないか。

 

CHAOSとロスインゴについては、次回に書きます!